かぶはアフガニスタンあたりか、これに地中海沿岸の南ヨーロッパを加えた地域が原産地と言われています。ヨーロッパで紀元前から栽培され、今では世界中の温帯地方で広く栽培されています。
日本には、弥生時代に大陸から伝わったといわれています。確かなのは「日本書紀」に持統天皇の7年(西暦693年)に五穀(主食)を補う作物として栽培を奨励するおふれを出したと記されているのが最初です。日本では、このように古くから土着して多くの地方品種が成立し、世界的にみても品種発達の重要な中心地となっています。18世紀、イギリスで始まったノーフォーク農法では、耕地を四区に分け、その一区に飼料用かぶなどを栽培し、飼料を確保しました。現在もヨーロッパでは飼料用としてかぶが多く栽培されています。頭を振ることを”かぶり”を振るといいます。頭にかぶるものに”かぶと”があります。
かぶの古名は、”あおな”または”かぶらな”といわれていましたが、これは根だけでなく葉を重要視してきたためといわれています。「延喜式」には根も葉も漬物にされ、種は薬用にしたという記録があります。
春の七草の”すずな”はかぶのこと。”すずしろ”はだいこん。よく並んで語られ、だいこんに似ていることから、その仲間と思われがちですが、かぶは同じアブラナ科でもはくさい、こまつななどと祖先を共にする野菜です。
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